マイルで旅はもっと美しくなる

30代子持ちサラリーマンが、マイルを貯めてお得に旅を楽しむブログです。2017年SFC解脱済み。2018年マリオットプラチナチャレンジ実施中。

2018/3シンガポール・バンコク・ドイツ旅行③ ~JWマリオットホテルシンガポールサウスビーチ滞在お部屋編~

前回記事はこちら⇒

ssgws.hatenablog.com

 

シンガポールに到着です。

 

到着時間は朝5時。

 

入国をし、携帯の電源を入れると、羽田空港のラウンジで入れ替えたSIMがちゃんとSingtelの4Gをキャッチしました。(なんかいくつか案内メールが来たけど無視してOK)

通信手段を確保した安堵感って半端ないですね。

この時すごく安心した記憶があります。

なんせ代替手段は、当日空港でSIMを購入することくらいで、あまり自信がなかったからです。

 

そんな感じで、早速GoogleMapを確認し、本日のお宿JWマリオットホテルシンガポールサウスビーチ(以下、JWマリオット)へシンガポールの地下鉄?MRTで向かいます。

 

と、ここで問題が。シンガポールは赤道直下の常夏の街、一方日本は3月とはいえ、出国日の気温は僅か5度でした。

飛行機内で、コートはかばんにしまい、薄着に着替えたのですが、それでもまだ全然蒸し暑かった。しかも朝の5時ごろなのに。

すぐに薄着の上着を脱ぎTシャツ一枚に。

電車の中は冷房が利いていたので問題なかったですが、やはり外は相当暑かったです。

 

MRTでは、East West Line(東西線w)に乗って、JWマリオットの最寄り駅CityHall駅まで向かいます。途中Tanah Merah駅で正面の電車(同じEast west Line)に乗り換えて、合計約35分ほどでした。

 

ちなみにこの日は金曜日の朝6時前でしたが、電車は席に空きがないくらい混んでいました。

 

CityHall駅に到着すると、朝早すぎて商業施設があいていないこともあり、本来使えるはずの通路が使えません。

地上に上がって、暗い中をホテルまで歩きました。

 

 

 

 写真はホテルのはす向かい(左手側にJWマリオットのある街区があります)ですが、電車にはいっぱい人がいたのに、ここまできたら誰もいなくてびっくりしました。

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 更に少し歩いてようやくホテルに到着。CityHall駅から9分くらいでしょうか。日中は地下でつながっているので、もう少し近く感じました。

 

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暗くてよく見えないですね。

ちなみに明るい時の写真がこれ。

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2017年にオープンしたばかりのホテルなので、外観もきれいですし、シンガポール特有の緑と都市が融合している感じがとても素晴らしいホテルです。

 

 中に入ると落ち着いた雰囲気。朝6時頃だったので、レセプションで

私「今日チェックインです」

受付のお姉さん「あなた、ゴールドメンバーね、普通の部屋なら、用意できるわよ」

といっていただけたので、幸運にも部屋に入ることができました。

アメックスプラチナ&SPGアメックス付帯のマリオットゴールド(SPGゴールドからのリンク)最高ですね。

この後、クラブラウンジの案内(なぜか写真なし、、、)を受けた後お部屋に案内していただきました。

 

 

 

ちなみに私、このタイミングでマリオットプラチナチャレンジ※を実施しており、この滞在が既に5滞在目だったのですが、この旅で9滞在を目指します。

 

※マリオットプラチナチャレンジとは

①マリオットゴールド会員が、②申込日の翌月1日から3ヶ月後の末日までに、③9滞在

 することで、2020/3(今の日付なら)までプラチナ会員になれるという者です。

私自身今回の旅で、5泊する予定でしたので、全ての滞在ホテルを別のホテルとし、9滞在するプランです。

 

アサインされた部屋は、12階の角部屋でした。

確かにアップグレードされていない模様で、広くはないですが、充分景色もきれいですし、 とてもいい部屋です。

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(まだ外が暗いので、カーテン閉めてます。)

 

こちらがお風呂。シャワールームは別で存在します。

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そしてこちらがトイレ。

トイレはウォッシュレットつきでした。これは結構ありがたい。シンガポールではかなり珍しいのではないかと思います。

 

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この後、羽田で浴び損ねたシャワーを浴びて、少しだけ眠りました。

 

次は外出&エグゼクティブラウンジ編です。

 

 

 

2018/3シンガポール・バンコク・ドイツ旅行② ~SQ635(B777-300ER)ビジネスクラス搭乗~

 

前回記事はこちら⇒

ssgws.hatenablog.com

 

さていよいよ搭乗です。

 

本日のお座席はこちら!(なぜか早速ぶれてます)

 

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広いです。ANAのファーストクラスぐらいの広さがあります。

この後、タイ航空やANAの長距離ビジネスにも搭乗しますが、ダントツの広さ、根安さでした。

 

その理由の一つにシンガポール航空(以下SQ)の777-300ERのビジネスクラスシートは横にフラットな1-2-1配列であるということが挙げられます。

もちろんフルフラットになるのですが、一般的なフルフラットシートの配列はスペースを有効活用するために、ANAの採用するジグザグしたSTAGGERED配列や、JALキャセイが採用するヘリンボーン式配列を使うことが多いのですが、SQの777-300ERのビジネスシートは横にフラットないわゆる普通の1-2-1配列となっており、相対的に一人当たりの空間が広くなっているんです。

 

   

ANAのSTAGGERED配列

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JALヘリンボーン配列

 

 

広々席に搭乗しウェルカムシャンパンを受け取って、定刻通りに離陸しました。

今回の旅行ではSQのほかタイ航空、ANAに搭乗しましたが、SQのシャンパンが一番おいしく量も多かったように思います。(写真は飲みかけです、すいません)

ちなみにANAはプラスチックのコップですが、SQはグラスででてきました。

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安定飛行に入ると22:50の便ということもあり、早々にフルフラットにして寝るできるビジネスマン?らしき人が多数。

貴重な搭乗機会の私は、機内食やら、飲み物やらを楽しもうという気概いっぱいなのですが、なんともぜいたくな時間の使い方です。

 

そしてしばらくすると機内食が始まりました。

SQのビジネスクラス以上の機内食は、ブック・ザ・クックという仕組みで、搭乗24時間前までにインターネットから指定することが可能です。

和食or洋食とかではなく、メインを下記12種類(HND-SINの場合)から選ぶことができ、SQ名物の一つです。

 

【SQ羽田発ビジネスクラスのブック・ザ・クック】

鶏肉のプロシュートとマッシュルーム詰め クリームソース、カブ、ほうれん草、ポテトの蒸し煮

ヒレ肉のグリル バジルペスト

海鮮ブイヤベースとスパゲッティ

魚介類の蒸し煮 豆板醤ソース

鶏肉とナスの鴫焼き(しぎ焼き)、白飯

ちらし寿司

スズキのフライ ガーリックソース、ミックス野菜、ビーフ

マグロのグリル 酢味噌添え

和風ビーフカレー

醤油ラーメン

牛肉の豆鼓醤炒め、中国野菜の盛り合わせ、チャーハン

鰻の蒲焼

 

私はこの中から、いくつかのブログで評判の良かった「牛ヒレ肉のグリル バジルペスト」を選びました。

 

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見た目はあまり焼き色がついていませんが、やわらかくおいしかったです。バジルソースがとてもおいしく、お酒に良く合いました。

 

メインに合わせて、今回はビールをチョイスしましたが、ドリンクメニューもかなり豊富で、数種類のワインや、シンガポールスリングに代表されるような、カクテルもメニューにありました。

 

そしてもちろんシンガポール代表TWGもありましたよ。

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ステーキを満喫するともうおなかいっぱいです。本当はもう少し何か頂こうかと思っていましたが、ラウンジでのとんこつラーメンとビールが効いてしまい、たべられませんでした。

  

ちなみに、今思えばですが、深夜(機内食が提供されたのは、0時過ぎ)にステーキというのも正直間違えたなぁとは思いますw

 

 

少しゆっくりしようと思い、ベットを倒してもらいましたが、やはり広い!

寝返りのできる広さです。この寝返りができると全然寝心地が違いますね。

また、他の航空会社のビジネスクラスのシートと違い、後ろにリクライニングしてフラットになるのではなく、前にパタンッと倒すタイプで、普通に継ぎ目もない感じでフラットになります。

 

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くつろぎながら映画を見ていたのですが、朝から働いていたこともあり、いい感じでお酒も飲んでいたので、睡魔が襲ってきました。

 

そのまま就寝しました。

 

そして、、、着陸態勢の音で目を覚ます私。

 

4時間近くぐっすり寝むることができました。

 

そしてシンガポールチャンギ国際空港到着。

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 朝5時着でしたが、やはりチャンギ空港はそれなりに込み合ってました。

それでも、入国カードも記入済みでしたし、ストレスなく審査をおえ、入国です。

 

 

次回へ続く。

 

 

2018/3シンガポール・バンコク・ドイツ旅行(搭乗機&宿泊記)①

2018年3月、シンガポールバンコク、ドイツに一人旅に行ってきました。

ポイントサイトで貯めたANAマイルで特典航空券を発券し、ビジネスクラスでヨーロッパに行ってきました。

途中、シンガポールで約2日、バンコクで1泊(乗り継ぎ扱い)して、フランクフルト、ミュンヘンに滞在する日程でした。

 

飛行機の日程表は下の画像の通りですが、全てビジネスクラス、短距離のSIN-BKK以外はフルフラットシートで旅行することができ、往復95,000マイルでした。

 

 

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今回の旅は夜22:50分羽田発です。当日は、通常通り朝は会社に行き、18時まで仕事をしていました。その後自宅へ一度帰宅、着替えて、用意していた荷物を持って、羽田空港まで出発です。

 

羽田空港国際線ターミナルには、2時間前の20:45頃に到着しました。

搭乗手続きカウンターは、シンガポール航空(以下SQ)はAカウンターでした。一番端なので、少し遠く感じましたが、ビジネスクラスということもあり特に並ぶこともなく、チェックインさせていただきました。

 

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搭乗ゲートは107A、搭乗時刻は25分前です。この時点で(ビジネスクラスだったからなのか)シンガポール入国時の書類をもらうことができました。

 

SQの指定ラウンジはANAラウンジになるので、割と慣れ親しんだANAラウンジに向かいます。

 

この後SQの機内食が待ってますので、ANAラウンジではおなかを満たすつもりはなかったのですが、あまりにおなかが減っていたこと、と周りの人々がビールを飲む様子を見て思わずとんこつラーメンを頼んでしまいました。

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ラスト日本食ということもあり、スープまで完食してしまいましたが、ANAラウンジのヌードルバーは期待通り、とてもおいしいですね。

このほかにも、きつね・山菜・かき揚げのそば・うどんやカレーうどんもあり、非常に充実している印象です。

 

さて、食事を終えて時間を確認するとまだ21:30だったのですが、実はラウンジ入室時にシャワールームの空き状況を伺ったところ、2時間待ちだったため、この日はシャワーを浴びることができず、、、ラウンジ内で時間をつぶします。

 

その中で一つやらなければいけないことがありました。

SIMカードの交換です。

今回私は、3カ国を回るのですが、アジアとヨーロッパということもあり、下記のSIMを購入しておきました。

 

(1つ目:ドイツ・シンガポール用)

AIS ヨーロッパ周遊・アジア周遊 プリペイドSIM 15日 4G・3Gデータ通信無制限

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06XPJ39HL/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

 

このSIM世界62カ国で利用できるとても便利なSIM4G通信が可能になっています。そして何より、海外で購入するのとあまり変わらない値段で日本のアマゾンで日本の業者から購入ができ、かつ日本でも使えるので、日本にいるうちからSIM交換や、正常に作動するかの確認ができます。

 

そのため、ANAラウンジについた時点で、SIMを交換しておこうと考えていたので、実際にやってみると、ものの数分で交換ができ(もちろんSIMを抜くピンは持ってきてくださいね)すぐにSoftbank4Gをキャッチしました。

 

無事SIM交換も終えた私は、22:20分ごろ少し早いですが、搭乗ゲート107Aまで歩いてむかいます。

 

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そしていよいよ登場です。今回の機材はボーイング777-ER。通常ANAの特典航空券では、777-300ERは取れないと言われているのですが、今回の旅程を抑える時に空いていたので真っ先に抑えた経緯があります。

 

シートについては次の記事で紹介いたしますが、今回の飛行機は、ファーストクラスの設定がありますので、私は、ファーストクラスの乗客の後で搭乗しました。

受付はANAの地上係員が対応していました。

 

さて、いよいよ念願のSQ777-300ERのビジネスクラスに搭乗です。

 

次回へつづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SPGアメックスは陸マイラーのステージを一段上げるカード(①ホテル編)

 

 

SPGアメックスとは

スターウッド プリファード ゲスト® アメリカン・エキスプレス®・カードの略で、世界的なホテルグループのスターウッドグループのポイントがたまるクレジットカードです。私は、2016年からこのカードを発行して今もメインカードとして活躍している、なくてはならないカードの一つです。

年会費が税込33,480円とプロパーのアメックスゴールドよりも高く、少しハードルが高いように思いますが、カードとしての基本的な扱いはアメックスゴールドとほぼ同じで、保険等も手厚くなっています。しかし、このカードのすごいところは、そこではありません。年会費が安いと思えてしまう、SPGアメックスの魅力を紹介します。

 

 

SPGアメックスのメリット(★でメリットを5段階標記)

 

1.SPGゴールド会員★★★☆☆

まず、このカードの一番の売りにもなっているのですが、カードを持つだけでStarwoodグループの会員プログラム、SPGのゴールド会員(上級会員)になることができます。SPGのゴールド会員のメリットは、下記の公式サイトの図のとおりですが、PM4時までのレイトチェックアウトや、空室状況に応じたアップグレード、ウェルカムギフト等、ただホテルに泊まるだけでない特別待遇を受けることができます。

また、地味にうれしいのがチェックイン時の専用カウンターが使えるという点。ホテルのチェックインって忙しい時間帯に行くと結構待たされることが多くて、ようやくホテルに着いたと思っても、チェックインで10分とか待たされるとぐっと疲れが出ますよね。専用カウンターは会員のみの取り扱いの為、空いていることも多いですし、専用カウンターに並んでいて、混んでる場合でも(運用ルールによりますが)一般客より優先して、一般カウンターに案内されることもあります。

 

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こんな感じでSPGゴールド会員のメリット述べてみましたが、あまり大きな声では言えませんが実は私、このカードを発行してから、スターウッドグループのホテルに泊まったことはありません…。

 

それが次のメリットでSPGゴールド会員より遥かにうれしいメリットがこのカードに付帯しているからなのです。

 

2.マリオットリワードとのリンクでマリオットもゴールド会員★★★★★

なんとこのカード、スターウッドのクレジットカードなのに、マリオットの上級会員にもなれちゃうのです。ことの発端は、2015年にマリオットインターナショナルグループがスターウッドの買収を発表したことに始まります。これにより世界110カ国・地域の5800カ所で約110万室(2位のヒルトングループで客室73万室)を運営する世界最大のホテルグループが誕生したのですが、スターウッドはマリオットに買収されたため、当時SPGアメックスを持っていた人たちの中では、「SPG側が割を食う」との予想が大半でした。

 

しかし、2016年9月にマリオットからのリリースで新しい情報が出ます。

「SPGとマリオットの相互ステータスマッチ」と「ポイントの相互交換」です。

しかも、これがスターウッド有利な形での相互ステータスマッチ、ポイント交換になったのです。

そもそもスターウッドもマリオットも会員ランクが3-4段階に分かれており、ゴールド会員とプラチナ会員があるのですが、会員ランクの基準が違うのです。

 

 

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 しかもマリオットゴールド会員になれば、下記の通りの優待があるのですが、これがすごいのです。

先ほど述べたSPGのゴールド会員の優待のほかに朝食無料(2名まで)やクラブラウンジへのアクセス等が利用可能となり、SPGではプラチナ会員にならないと享受できないメリットを享受できてしまうのです。特にお酒を飲む方にはクラブラウンジの利用はありがたいですし、ホテルの朝食は、通常2,000~4,000円くらいするので、これが2人分無料というのは非常に大きいと思います。

 

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私は、SPGアメックスのクレジットカードを作成し、マリオットにリンクしてからは、海外旅行の都度マリオットに必ず1泊はしています。

 

 

3.更新ごとに無料宿泊券プレゼント★★★★☆

 先ほど年会費が高いとお伝えしたSPGアメックスですが、毎年年会費を支払った後に無料宿泊券をいただけます。この無料宿泊券がまた貴重で、休前日等の除外日がないばかりか、お盆・GW・正月などの繁忙期もスタンダートルームに空室があれば、いつでもOKで、SPGのカテゴリー6までのホテルに無料で泊まれてしまいます。

SPGのカテゴリー6と言えば、日本国内だと、

セントレジス大阪(2018/3/6よりカテゴリ7になってしまいます…)

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

シェラトン沖縄サンマリーナリゾート

ウェスティン ルスツリゾート

ウェスティンホテル東京

 

カテゴリ5でも

シェラトン都ホテル東京

ウェスティンホテル大阪

横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ

ウェスティンホテル仙台

ウェスティン都ホテル京都

シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート

シェラトングランドホテル広島

 

こんな感じで全国各地にホテルがあり、無料宿泊できてしまうのです。

例えば、GWのシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなんかは1泊67,450円するので、これが無料で泊まれると思うと、この特典だけで元が取れてしまうのです。

 

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なので、もし、年会費でこのカードをあきらめようとしている方がいたら、この特典だけでも元が取れるので、考え直してください。

 

 

まとめ

 

上記のようにSPGアメックスは非常にホテルライフを豪華にしてくれる素晴らしいカードなのです。

今回はホテルで受けられる特典を中心に書きましたが、後半の記事では、陸マイラーに必須といわれる所以を中心に記したいと思います。

 

 

私がANA SFC修行を行ったわけ、家族合意・説得の方法とは

 

SFCって何?

 SFCとは、ANAにおける優良顧客が申し込める年会費有料のクレジットカード、Super Flyers Cardの頭文字をとったものです。

 

 一定の要件を満たすことで、発行することができ、発行すると「選りすぐりのサービス」を「永続的」に受けることができるクレジットカードです。(ANA公式HPより言葉引用)

 選りすぐりのサービスと言われると、想像する代表的なものが、ANAのラウンジサービスや、優先チェックイン、優先搭乗ですよね。その他にも様々なメリットがあります。

 

 でもこういったメリットは、本来ANAの優良顧客(上級会員)に向けたサービスなのです。ANAの上級会員は「プレミアムメンバーサービス」といって、ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドの3つのカテゴリーになっていて、それぞれ直近1年間(1月から12月)の搭乗実績に応じて割り当てられます。例えば、プラチナ会員になればラウンジ利用が可能になりますし、ダイヤモンド会員になれば、ANA SUITE ラウンジも利用可能です。

 

しかし、これらはあくまで、1年間の搭乗実績に応じたサービスなので、ステータスの期限が1年間なのです。毎年飛行機にたくさん乗る出張族や、ビジネスクラスを多く使う人くらいしか、ステータスを毎年維持できません。

 

そこで出てくるのが、SFCです。SFCは先ほどもお話ししたように、クレジットカードなので、発行して、年会費を払ってさえいれば、「選りすぐりのサービス」を「永続的」に受けることが可能なのです。詳しいことは下記表をご確認いただければと思いますが、SFCを持っているだけで、ANAのプラチナ会員と同等のサービスを受けることができます。

 

(ステータス別、享受できる特典の一覧)

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ANA公式HPより確認、当方作成

 

すごいカードですね。年間何度も飛行機に乗って上級会員になっている人々と同じサービスをクレジットカード一つ持つだけで永続的に維持できるのです。

 

SFC発行の要件とは?

 そんなカードがあればすぐにでも発行したい、と思うのではないでしょうか。

しかし、SFCを発行するには、要件があります。下記ANAの公式サイトに記載がありますが、簡単に言うと誰でも申し込めるわけではなく、ANAの上級会員になった人のみ、申し込みが可能なのです。

 

 

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ANA公式HPより引用)

 

つまり、SFCの必勝法は下記のとおりです。

  • 1年間(1~12月)でANAのプラチナ会員になる
  • SFCを申し込んで永続的にANAプラチナ会員と同等のサービスを享受

 

この方程式を満たすべく、1年だけ飛行機に乗りまくることをSFC修行といいます。

 

このSFC修行をして、まずはANAプラチナ会員になるのですがANAプラチナ会員になる唯一の条件が「ANAか、ANAが加盟するスターアライアンスの航空会社の飛行機に乗って、一年間に50,000プレミアムポイント(以下PP)を貯めること(但し25,000PP以上をANA便)」です。

 

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 (ANA公式HPより引用、加筆)

 プレミアムポイント(PP)とは

 

慣れ親しんだ、「マイル」や「運賃」とかではない、突如出てきたこのPPという単位。この仕組みが若干複雑で、基本的には、高い運賃で遠くに飛ぶと沢山たまるという点でマイルと変わりはないのですが、貯まりやすい区間、貯まりにくい区間というのがあります。

 

詳細は省きますが、とんでもないお金持ちや、出張族で会社がお金を出してくれる、あるいは、とにかくいっぱいお金払ってでも早く貯めたいという人は別ですが、基本的にはこのPPをいかに効率的に安く貯めるか、がSFC修行を進めるに当たっては重要なので、これを図るために、「PP単価(運賃÷PP)」という概念が大事になってきます。

 

例えば、羽田から沖縄に行く場合、

普通運賃ですと45,800円で2,368PP貯めることが可能です。PP単価は19.34となります。

一方旅割75の場合、極端な例ですが、最も安ければ8,890円で1,476PPでPP単価は6.02となります。

 

また、行き先によってもPP単価には幅があり、大阪などのビジネス路線の場合、割引運賃でも値崩れしにくいので、PP単価が悪くなる傾向にあります。

 

このように50,000PP貯めるためにどういう修行を行うか、この計画を立てるのが、修行僧の楽しみの一つでもあるのですが、そのあたりのお話はまた後日。

  

なぜ私がSFC修行をしたのか

 

では私がなぜ、SFC修行をすることにしたか。

もちろん、お正月に実家に帰省するときや、海外旅行に行くときにラウンジを堪能したり、手荷物にプライオリティタグが付いて、先行して出てくることなどもメリットでしたが、

SFC特典の中でも最も魅力的に感じたのは、特典航空券の枠の優待です。

 

ANAの上級会員(含むSFC)には、一般の会員と比較して特典航空券の枠が優遇されていて、複数人での特典航空券の取りやすさが一般会員とは全然違うのです。

特にビジネスやファーストクラスは解放枠がそもそも1便当たり4枠程度なので、人気路線でのビジネスクラスの3枠確保は上級会員でなければなかなか厳しい現実があります。

 

陸マイラー活動をしてマイルを一生懸命貯めても、家族3人の特典航空券が取れなければ、マイルを貯める意味がない。

 

ということで、私はSFC修行を敢行することにしました。

  

家族の同意について

 

やろう!と決めたものの、SFCを取得するには先ほど述べたように50,000PPを貯めなければいけません。そのためには、当然何日か家を空けることにもなるし、いくらPP単価を安くしたところで、それなりのお金がかかってきます。

一般的にPP単価は10を切れば優秀といわれていますので、50万円以内で修行を行うことになりますが、どんなに安く行けても30万以上はかかります。

(ちなみに私の場合は、家族旅行や結婚式等を混ぜてしまったため、51万円(スカイコイン代替分含む)かかりました。)

 

約50万円を払い、かつ、仕事を休んだり、家族の時間を使ってまで修行に行くわけですので、家族から後押ししてもらわなくてはなりません。

 

一部には家族に内緒で修行をして解脱するマイラーもいるようですが、今回はこの家族同意について私がどのようにして同意をとってきたかをお話ししたいと思います。

 

私の家族同意への道のりは長期計画でした。

時系列でお話ししたいと思います。

 

2015年陸マイラー活動を始めた私は、ほどなくして、SFCの存在を知ります。当時は何より、上級会員へのあこがれや、ラウンジに入れること、にSFCのメリットを感じていました。いつかは絶対取ってやろう、会社の出張で遠く行ったときにでも絡めるかなぁ、等と思っていましたが、いずれ修行する時が来る、と決めていました。

 

順調に陸マイル活動を続けていたので、2015年後半には10万マイル以上貯めることができ、家族3人(当時は子供はぎりぎり席不要)でシンガポールビジネスクラスで行くことができました。当時僕の妻はビジネスクラスなど乗ったこともなく、上級会員の存在すら知りませんでした。

 

旅行当日、空港には3時間以上前につくように計算をしていきました。ビジネスクラスカウンターでのチェックインし、ANAラウンジを満喫、優先搭乗、この行動一つ一つに対し、「エコノミークラスのチケットでも上級会員になればビジネスクラスの客と同じ扱いを受けられる、そして、そのために修行をしている人もたくさんいる」ということを、妻に伝えました。

 

妻も上級会員の制度について、身をもって体験し、少し上級会員になりたいと思ったようでした。

 

同年(2016)秋、今度はエコノミークラスの格安航空券を購入し、ヨーロッパに行きました。子連れ、エコノミークラス、乗り継ぎあり、南回りのヨーロッパ、この4重苦を私たちは経験することになり、非常につらい思いをしました。

 

ここでこんな会話をした記憶があります。

妻「ラウンジは使えないの?子連れだし、ラウンジが使えないと、乗り継ぎがきついね」

 

私「ANAのマイル貯めてるから、出張とかある年にタイミング合わせて、SFC修行をしよう。」

 

妻「お金かかるでしょ?出張ある時にしよう。」

 

私はこの時、“お金”という問題を除いては、解決したように感じました。

 

2016年末再びマイルが貯まりだしてきたので、今度はシドニーに特典ビジネスの発券をもくろみました。旅行タイミングでは子供も3歳になり、ビジネス3席の確保が必要となりました。

この時には既に上級会員に対する特典航空券の枠の開放の件は把握していましたが、いざシドニー便を検索するとなかなか空席は出てきません。

しかしシドニーに行きたい気持ちは高まっていため、私は妻に相談しました。

 

私「子供が3歳になり、特典航空券も3席必要になった。ただ、一般会員では3席の確保はなかなか難しい。今回は日付をかなり先送りすれば確保ができるかもしれないが、今後のマイルの使い道を考えると、毎回のこのロスは大きい、早めに修行をして、しまった方が後々のためだと思う。

だから、今回シドニーに行くタイミングで、2席特典ビジネスを確保し、1席はプレエコで自腹支払いとして、OKA-SYDで修行をしたい。これで2万PP以上貯めることができ、ほぼ半分修行が終わる。」

 

妻「OK。ただし家計の負担を抑えるべく、マイルを一部スカイコインに変えて修行をしてください。」

 

私「やったーーーーー」

そして2017年半年間かけて修行をしました。家計の負担を抑えるべく、10万マイルを16万スカイコインに変えて修行をしました。

 

ここで大事だったのは、以下の3点だったと思います。

  • 早い段階で、妻にマイルのうまみ、上級会員のうまみを実感してもらった。
  • 今後の特典航空券確保の難しさを理解していただき、早めにやった方が良いことを理解してもらった。
  • 家族旅行で修行を絡め、ほぼ1/2の修行を終わらせることで、家族の時間への影響を回避した。

 

結果的に妻と子供分の特典航空券のマイルや、スカイコイン捻出のマイルによって、マイル自体はかなり減少してしまいましたが、上記3点を意識したことで、上級会員という得難いものを得られたのだと思います。

 

まとめ(自分が修行してみて)

 

SFC修行は陸マイラーにとって非常に重要なイベントの一つです。そして、ルートを探すこと、更には実際の修行自体もとても楽しいことだと思っています。

しかし、いつ修行をやるか、は大事ですが、何より家族の同意の下でやることが大切です。

 

家族は飛行機よりも大切なかけがえのない存在です。

 

内緒で修行して、家庭崩壊や、強引に修行して家事育児の負担を妻に押し付けることがないように、趣味に走りすぎないように、注意しながら修行をすべきだと思いました。

 

 

 

自己紹介

東京在住、30代サラリーマンです。妻と4歳児の3人家族。

年数回の海外旅行を楽しく、そしてコストパフォーマンス良く楽しむために、飛行機やホテル、マイルからポイントサイト、クレジットカードに至るまで、旅行に関係のある情報を収集しています。

2013年からクレジットカードに興味を持ち始め、2015年ソラチカカードと出会い、ポイントサイトを活用した陸マイラー活動開始。

同時にこの年クレジットカードの現実的な最終目標であったアメックスプラチナカードを手に入れました。

2016年初の特典ビジネス発券で家族でシンガポールへ。

2017年に、ANA SFC修行を行い解脱。

2018年はアメックスプラチナカードや、SPGアメックスに付帯した、SPGゴールドからマリオットゴールドにリンクし、マリオットプラチナチャレンジ実施中。

 

保有カード:アメックスプラチナカード、ANA VISA  Super Flyers Card、SPGアメックス、ANA To Me CARD PASMO JCB

 

保有資格:ANA Platinum、SPG Gold、Hilton Gold、Marriott Gold、Shangri-la Jade